トイレのしつけその後と多頭飼いの難しさ

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空豆花豆を家に迎えてから2週間、夫婦で交代で休みを取って、いつもそばにいるようにしていたんです。その期間で、トイレとお留守番ができるようになってくれれば、というのが思惑だったわけです。

で、以前「トイレの場所」でご紹介したように、6畳間に大きくサークルで領域をつくり、一隅をバリケン(2頭で一つを使ってる)、一隅をトイレとする、というレイアウトで、共同生活をさせましたと。

それが、2週間たってどうだったのかというと・・・。

大きな課題は「トイレを憶えない」「飼い主を無視して犬同士で盛り上がる」という、あまりうれしくない2点。

まずトイレの状況に関して言うと、花豆はほぼ100%、決まった場所でできています。空豆はワン(おしっこ)だけはトイレでできるんですが、結構な割合で、ツー(大きいほうね)をトイレ以外の場所でしてしまう。

空豆がトイレのできないダメな子なのかというとそんなこともなくて、よく見ていると、「花豆や飼い主、訪問者の視線が気になって失敗」「花豆がトイレを占拠しているときに失敗(また花豆がそのあたりでたむろするのが好きなんですよね)」「トイレシートの素材を変えたときに失敗」とかそれぞれに理由があり、かなり繊細な子なのかな、と思う一方で「なんとなくフワッとした素材の上でならトイレしていい」「特定のトイレトレーの上でなくても、近くであればトイレしていい」と憶えてしまっている風があるのです。

空豆視点で考えると、「あの隅っこがトイレっぽいけど、花豆がちょっかい出してくるからバリケンから出たくないな。バリケンの中にあるタオルがふわふわして感触が似てるからこれもトイレなんだろうな。ここでしちゃえ」みたいな感じ。

留守番は楽です。お互いに勝手にじゃれあって遊んでくれるので、飼い主に吠えるようなことも少ない。しかしその一方で、犬同士で盛り上がると飼い主の言うことを聞かなくなる。

しつけに関する本とかって、だいたいが1頭飼いでの「子犬vs人間」の関係として、もしくは多頭飼いでも「子犬vs人間+先住犬」という前提で説明されているんですが、どうもそれでは現状を理解できない。「子犬A vs 子犬B vs 人間」というカタチであることに問題があるような気がする。

だとすれば、自分たちだけで悩んでいてもしょうがないですし、その間にも空豆花豆は大きくなってしまいます。

そこで、あるべき多頭飼いの方法が知りたいとご相談したのが、成城学園前のペットのしつけ教室「Can! Do!」[petcom.jp]の代表をされている西川文二先生。

Can! Do!のサイト

世田谷の中でも比較的ご近所なので、連絡させていただいたところ、訪問レッスンしていただけるとのこと。

「Can! Do!」としては成城の教室でのレッスンが中心みたいなのですが、うちの空花はまだワクチン2回目前ということと、部屋のレイアウトの相談もしたかったので、お忙しいところ恐縮ながら、訪問を希望しました。

事前に先生の書かれた「犬は知的にしつける」[amazon.co.jp]「犬の保育園」[amazon.co.jp]を読み、2時間の訪問でいろいろ現状を聞いていただき、アドバイスいただきました。この間、空と花は爆睡していたので、実際の行動を見ていただくことはできなかったのですが・・・。

で、上の疑問に関してのアドバイスは以下のようなもの。

1. 子犬にはバリケン(クレート)を小さくする。住みかには適度な狭さが重要で、その中でトイレをすると自分が汚れる、という感覚を最初から持たせる。(先生の飼っていらっしゃる犬では、成長に合わせて3回くらい買い換えたそうで)
→【反省】単純に「ビーグル向け」というものを買いました。当然成犬用のサイズです。しかし、西川先生の手法では、それは子犬には大きすぎるわけで、バリケンの中で「こっちが寝床、あっちがトイレ」と憶えかねない。

2. 飼い始めは行動領域を絞る。そもそもトイレを失敗させてはいけない(本人たちは失敗だと思っていないし)。失敗しようがない状況を作り、ワンツー(排尿・排便)はトイレでする、ということが習慣付いてから距離を離していく。
→【反省】広い空間で犬同士で遊ばせることで運動量を確保しようとしていました。それはそれでうまくいったと思うのですが、いっぽうで空豆がトイレを憶えるチャンスを減らしていたと。

3. 犬同士の関係も大事だが、人間と犬との信頼関係を強くする必要がある。具体的には、遊びやしつけは人間と犬との間で1頭ずつ別に行う。飼い主に呼ばれたら、犬同士で遊ぶよりも楽しいこと、うれしいことが起こる、という認識を持たせる。
→【反省】勝手に遊んでくれるから楽だーって、思っていなかったと言えば嘘になります(>_<)

知ってる方にはなんてことない話なのかもしれませんが、私たちには重要な指摘でした。過ぎたことを悔やんでもしょうがないので、いまからでも環境と対応を変え、プロの指導を受けつつ飼い主としてのレベルを上げたいと思ってます。

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