空豆さん闘病記(その3)

シェアする

退院したと思ったら三たびの入院となってしまった空豆さん。(前回から続いています)

翌日9月1日、これも生まれてから3度目の全員麻酔で、肩の骨から骨髄をとる手術を受けます。

輸血を受けつつ、手術自体は無事終了。その日の夜、心配で病院に面会に行きました。

手術直後

ICUで眠っている空豆さん。頑張ったねえ。

手術直後2

10分くらいすると目を覚まして愛想をしにくる空豆さん。

手術直後3

よく見ると右肩のあたりに包帯というか、保護パッド的なものが貼ってある。そこを開いたのね。

執刀を担当した先生からは、本当は他の部分の組織もついでに取りたがったが、血小板がなさすぎて、危険なのでできなかったとのこと。

ちなみに空豆さんの血液型はマイナス(細かくいうと10種以上あるそうなので調べてくださいなんですが)で、世間的には少数派。なので輸血する血液を確保するのが大変。にもかかわらず、今回の手術前後で輸血が行われました。

あとになって思うんですけど、この頃までは、輸血の直後だけ表情が違うというか、なんか元気になった印象があるんですよね。


翌々日の9月3日、担当の先生から連絡をいただき、退院しましょうと。

病院に伺うと、こんな感じの空豆さん。

退院決定

検査のための手術は成功したものの、血液の数値的には良くなってはいません。良くなった項目があっても、それは輸血をしたおかげ。下血(消化管からの出血)もある。でも食欲はあるし、飼い主さんを見るとさかんに帰りたいアピールをするので、このまま病院に居続けるよりは、退院したほうがいいと思います、とのこと。

秘密兵器クラスの大好物、鶏肉がお皿に残されている時点で食欲があるとは言えないんじゃないかと思う飼い主。揚げ足を取りたいのではなく、多少でも口にすることを「食欲がある」と表現しなければならないくらいの状態なんだな、という理解をしました。

ICUの酸素濃度は30〜40%設定。外は20%の世界だよ・・・。

検査の結果が出るのに1週間。その結果で、そもそも血液が作られていないのか、作られているけれど壊されているのか、みたいなことがわかるはず。それによって打ち手が決められるかもしれない。

同時に、検査結果を待たずに抗がん剤とは別の薬(免疫抑制)を試すことも始めましょうと。

うーむ。

つまり、空豆さんの中では、血液の成分がどんどん減っていると。輸血すると調子が上がるけど、放っておくとまたどんどん失われていく。そんな状態。で、この退院直前にも輸血が行われていて、それで、現時点での病院にある空豆さんに輸血可能な血液の在庫はゼロに。

肩の傷

帰宅した空豆さん。肩の傷口が痛々しい。ちなみに今回の入院検査費用は25万円くらい。

部屋に帰ってきて数分後に、第2回入院前のコールタールのような便(下痢というほどではない)を2回。ということは体内での出血はその後も続いている。

この日の分の薬はなんとか飲ませて、フードは食べず。

カロリーのあるものなら何でも試してみようと思って、買ってあったいくつかの食材を口元に持っていってみます。

ヨーグルト、ダメ。プリンもダメ。豚肉のスライスと鶏胸肉を加熱したものは計40-50gくらい食べてくれました。

段差解消

ケージの中に置いてあるトイレに行くのがつらそうで、躓いてしまいそうだったので、コルクで段を作ってあげました。

空豆さんが見ている

夜、こっちをじーっと見ている空豆さん。何か言いたいことがあるのかな。

(続きます)

空豆さん闘病記(その3)
せたびぃ! - 世田谷ビーグル協会の最新情報を、いいねしてチェックしよう!
スポンサーリンク

シェアする

フォローする